きちんと話を聞きましょう

ついに親知らずを抜きました。友達の話やインターネットで調べると、親知らずを抜くなんて、とんでもなく痛い！ほっぺが腫れて場合によっては入院が必要など、恐がりの自分にとっては嫌な話しか耳に入ってきません。

３ヶ月に一度定期検診に行っており歯医者さんからは、「（手術は）そんなに大したことはないので、抜いてみる気になればおっしゃって下さい。ただ虫歯ができてからのほうが抜きにくくなったりすることはあります。」と軽い感じで言われていましたが、歯医者さんとしては抜いてもらった方がいいから言っているんだろうし、自分ではまだ丈夫だから抜く必要はない。と考えていました。

ところが、もうすぐ検診だなと言うある日のことです。なんだか奥歯が痛みます。おそらく場所は親知らずです。もしかして虫歯かな？とにかく歯医者さんに急遽予約を入れました。診てもらうと虫歯ではないようです。ただ「痛むようなら抜きますか？」と突然の手術を勧められました。

まさかそこまで話が進むとは思っていなかったので、かなり戸惑いましたが、「抜いたらもう痛くなることはありませんよ。」との背中を押す一言で、抜歯の決意をしてしまいました。「本当に大したことないですからリラックスして下さいね。大丈夫です。」そうは言われるものの、嫌な話が何度も頭の中を駆け巡ります。あきらめともういいやという気持ちが入り交じりなんともうんざりしていました。

ところが。麻酔にこそ５分くらいの時間がかかったものの、抜歯はほんとに数十秒でした。もちろん痛みもありません。あまりのあっけなさに、びっくりした目をしていると、歯医者さんから「言ったとおりでしょ。」と微笑みながら言われました。

情報だけを詰め込みすぎていて、かなり頭でっかちになっていた自分を反省するとともに、専門家の話はきちんと聞くもんだなと思いました。

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