「モローとルオー」展

「モローとルオー」展

「モローとルオー」展

余り馴染みの無い画家ですが、以前から気になりチェックしていた「モローとルオー」展。会期も後10日を残すのみとなり、先日、重い腰を上げました!
「パナソニック・汐留ミュージアム・ルオーギャラリー」も、初めてと云う事も有り、中々、実行に移せない状況での決断?でした!
JR新橋駅烏森口より徒歩8分・・・思っていたよりも、分かり易く、あっと云う間に着きました。
ガラス張りの近代的なビルでしたが、曇天に加え、平日と云う事も有り、人出は疎ら、少々、寒々しい雰囲気でした。
それでも、会場に入ってからは、荘厳な画風の「二人展」に圧倒されながらも、それらの作品に次第に引き込まれて行く自分を感じていました。
途中、スライドで、子弟関係であった二人の出合いや状況、関わり合い、勿論、作品の解説などを聞き、改めて、二人の作品に感動がプラスされたものでした。
中でも、師であるモローが、教え子であるルオーの作品に感動し、その一部の作品を「模写」したと云う事実。
世間には、様々な師弟関係が存在し、お互いを尊重し合う方々も多くいらっしゃるとは思いますが、「教え子」の作品を実際に模写しようとする師と、師にそれだけの感銘を抱かせた教え子とその作品。成程、素晴らしい作品でしたが、これだけでも、その日の私は「行って良かった!」・・・帰りの電車の中、しみじみと温かい感動に包まれながら揺られていました!


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